ストレスと上手く付き合うには
2020年4月6日に緊急事態宣言が出されてから、仕事が休業になって自宅待機となり3週間が経つ。
ニュースを見ていると自宅で過ごす時間が多くなり、ストレスでDVや離婚が増えてきているそうだ。
自分はそういうことはないが、最近呼吸が苦しくなり寝つきづらい時がある。いま咳喘息なのでそれが悪化しているのか、もしかしてコロナのような肺炎を起こしているのかと思うと不安でしょうがない。
調べてみると、コロナによる自宅待機でストレスにより呼吸苦になる人が増えてきているとの記事があった。
今までストレスを実感していなかったが、自分はストレスを受けていると言い聞かせ、ストレスを受け入れることで自然と気持ちが楽になり、呼吸もしやすくなって眠れるようになった。
このことから、自覚がなくてもストレスは受けているんだなと感じた。また同じことが起きないように、ストレス解消するにはどうしたらいいのだろう?そもそもストレスってなんだろう?と疑問に思った。
そこで今回は、ストレスについて調べて自分なりにどう行動するかをまとめた記事を書こうと思います。
厚生労働省によると
ストレスとは外部からの刺激などよって体の内部に生じる反応のこと。
外部の刺激のことをストレッサーと呼び以下のものがある。
・物理的・科学的なもの(暑い寒い、有害物質など)
・生理的なもの(病気、飢え、睡眠不足など)
・心理的・社会的なもの(不安、緊張、恐怖、怒りなど)
元々ストレスは物理学で使われていた言葉のようだ。
歴史を調べてみると、日本では「ストレス」が一般化したのはバブル時代とのこと。
1985年にはストレス問題を研究する学術団体「日本ストレス学会」が発足し、1989年には人気アイドルだった森高千里が「ザ・ストレス」という曲をヒットさせるなど、アカデミズムの世界からお茶の間にまでストレスという言葉が広く浸透していきました。
「ザ・ストレス」って曲を聞くとすごく昭和感があって時代を感じた。ストレスが世界を、女をダメにすると歌っていて面白いなと思った。
歴史はここまでにして、
外的刺激による身体の反応が生じると、体内ではそれを解消しようとする防御反応が働くそうだ。そしてストレスの受け止め方次第で「良いストレス」か「悪いストレス」になるそうです。
上手く受け止めれず悪いストレスとなると
心身症としての消化性潰瘍や高血圧、気管支喘息、抑うつ、錯乱状態などの様々な反応性精神障害を引き起こします。
病気になりやすく死亡率も上がるので良いことないですね。
では、良いストレスってなんだろうと調べていると、YouTubeで一つの動画にたどり着きました。
それはTEDでプレゼンしていたスタンフォード大学の心理学者ケリーさんの動画でした。
動画の中でケリーさんは、ストレスを悪いと思い込む人が多いが、研究結果からストレスは人間によって良い側面があると話されていました。
ストレスの良い側面として、ストレスはあなたを社交的にすると話していました。
それは、ストレスによりオキシトシンというホルモンが分泌されるから。
このホルモンは共感を高め、誰かを助けたい、支えられたいと思わせ、友達や家族などと親密な関係を促す働きがあるそうです。
そして、身体の防御反応としての役割があるので、オキシトシンは体全体に働きかけ、心血管系をストレスから守るそうです。
他人への思いやりの時間が多かった人は、ストレスから来る死亡率は増加せず、ストレスにある人を助けたりすると、オキシトシンが増えることが研究結果で明らかになったそうです。
ケリーさんの話を聞いて、ストレスは悪いものとの思い込みを辞めて、良い側面もあると前向きに捉え受け入れて行こうと思いました。逆に、外的な刺激の反応に対して体内が頑張って元に戻そうとする防御反応を応援したくなりました。
例えば、緊張して心拍数が上がるのは、身体がストレスに対して頑張って元に戻そうとしている防御反応だと捉えて応援しようと思います。
また、ストレスを利用して、友達や家族などコミュニケーションを取って信頼関係を築いて行きたいです。
そして、日頃から思いやりの気持ちを持って人と接して行きたいと思いました。
親切は人の為ならず。