読書メモ

『逆説の日本史』

 


扶桑略記に記された天智天皇の死の真実

天武は天智の兄だった!

天智の子、大友の皇子は壬申の乱の際は即位して天皇だった!

壬申の乱は大友天皇に皇子である大海人皇子が反逆した内乱である!

 


持統天皇は遷都を防ぐために火葬という手段を取った!

死んでもケガレを防止できる、仏教式の火葬を取り入れて、天皇崩御する度に遷都する文化を無くそうとした!

 


日本では、現実の世界で失脚した人間たちを、フィクションの世界の中で活躍させる事で鎮魂しようと言う意識から物語という文芸作品が発達した

 


荘園とは脱税システム

公地公民→三世一新法→墾田永年私財法によって開墾した土地は永遠に私有地となる。

しかし、法律で私有地にして良いのは有力貴族と寺社だけにした。

私有地には税金はかからない。藤原氏は私有地を増やして私服を肥やした。貴族や寺社の私有地が荘園である。これにより国家の収入は激減し、財政破綻した。

 


国にお金がないので、警察がいなくなり治安が悪化する。また藤原氏が他氏排斥を行ったので、中小貴族が地方に行く。国家に力ないので盗賊などから自力で守る為に武装するようになる。これが武士の始まり。

 


英雄に必要なのは能力や運ではなく、その時代の人々が「非常識」だと思えることを行える人