小説『首都感染』 感想

新型コロナウイルスパンデミックで世界が大変な状況にありテレビでも連日放送されています。日本でも4月7日より緊急事態宣言が出されていて、私自身仕事が休業になり、家で過ごしています。その分、子どもと一緒に遊べる時間が増えたので嬉しいですが、今後社会はどうなるのか気になります。

そんな中、子どものオムツを買いに行った際、隣接の本屋で『首都感染』との小説が目に入り読んでみたいと思ってすぐ買って読みました。

 


読んでみると、中国発で広まったことや東京で感染者が増加していること等が新型コロナとリンクしていて、小説ですがとてもリアリティに感じました。

 


小説では医師の主人公とその父である総理の大胆な対策により、日本は首都以外の感染は抑えられていますが、現在は地方にも広がり緊急事態宣言は全国で出されています。

 


コロナウイルスは致死率が2%程ですが、小説のウイルスのように致死率60%だったらどうなっていたのか考えるとゾッとします。

 


小説では政府は経済ではなく国民の命を最優先して迅速に首都封鎖など効果的な対策ができていました。

 


コロナウイルスが小説のウイルスのような状況にあった場合、日本政府が国民の命を最優先に迅速に行動できるか不安に思います。

 


今回の新型コロナウイルスの対策があまりにも遅く後手後手に回っており国民より経済を優先していると見受けられるからです。

 


安倍首相や麻生財務大臣などへ批判を言うのは簡単だが、国のトップの人に期待するのは辞めて、誰がなっても国民の望む対策が迅速に実施される体制にするにはどうしたらいいか考えることが重要だと思う。

 


政治家や官僚はマニュアルが好きだから、非常時に国民の命を最優先に迅速に行動すると決めとけばいいと思う。

これでよく想定外の事態だったと言い訳をしない様な仕組みにして欲しい。

 


ま、政治家に期待してても仕方ないので自分自身に出来ることは何か自分や家族、周りの人を守る為に行動することが大切だと思った!

 


この本の著者、高嶋哲夫さんはパンデミック以外にも、地震津波、水害の小説を出している。

非常時にどう行動したらいいのか、いまから備えておくことを考え行動していく為にも、他のシリーズも読んでみたいと思います。

 


今回は以上です。