【父が娘に語る経済の話】②

その他、本を読みながら自分なりにメモした部分を載せたいと思います。

 

昔は経験価値(お笑い、スポーツなど)を重視する人が多かったが、大航海時代でグローバル貿易が行われるようになり、たくさん儲ける商人が出てきたことで、お金で買える交換価値を重視するようになった。

当時イギリスでは🇬🇧農作物より羊を飼育し羊毛を輸出した方が儲かるので、国家が農民を強制的に締め出し、羊飼育が始まった。これが悪名高い囲い込み政策。

これによって、農奴は生きていく為に、自分の労働力を売るようになった。こうして、土地や建物、労働力でさえ商品となる社会が誕生する。全てのものが市場でお金で取引され、人々は交換価値のあるお金を求める様になっていった。そして、いつしかお金は手段ではなく目的になったのだ。これが市場社会である。

その結果、豊かさの何倍もの貧困と借金、人間の終わることのない欲望を作り続けている。

支配者達は、たくさんの余剰を手に入れながら自分の正統性を裏付ける為に全てが商品で売買される市場社会が究極の自然秩序だという筋書きを作り出した。

著者曰く、全てが商品の社会なんて最近の事で、今まではお金では買えない経験価値の方が大事だとされていたとのこと。古代の人々は名誉や名声などお金で買えないものが本当の宝物と考えていた。

市場社会を肯定している最近の経済学は多くの人を信じ込ませる為のウソ。古代の占い師と同じである。

 

以上。。

長々となってしまいました😭

もっと短くわかりやすく要約出来る様に頑張ります。